重心力トレーニング®は「股関節重心の姿勢」を重要視して2001年に構築された世界初の胴体深部開発メソッドです。
①固まっている胴体の癒着を取り除き
②身体の重心を重心線に合わせて
③胴体深部の筋肉を活性化させ胴体深部から動き出せる身体に作り変える
ことを目的としています。
①~③を満たすために、まず「骨盤(股関節)で重心を捉える姿勢」が必須となり、この姿勢が「人類の能力及び自己治癒力を最も引き出す最初のステップであること」を見出し、様々な不定愁訴の改善や能力開発を実証しています。
この「股関節重心」は、かつての日本人なら当たり前に行っていた自然な姿勢であり、現代でも一部の天才と言われるアスリートや音楽家、能や狂言などの伝統芸能で見られる身体操作であり、武術では「極意」と言われるものです。
重心力トレーニングの生みの親である「本のセンセ」こと向原幸宏氏は、故伊藤昇氏の残した名著「スーパーボディを読む」からその本質(股関節重心)を抽出し、各分野へ 身体使いの革命 を起こしています。
重心が傾くとバランスを取ろうとして筋肉が強ばります。逆に「股関節重心」の姿勢は、重力に抗わずむしろ重力を活かすため、無駄な力みが起こらず「心理的にもストレスの少ない姿勢」となり、自然と静謐で豊かな人間を養います。
ですが現代人の殆どは「股関節重心」の姿勢を失ってしまう環境に囲まれているため、人類史上最も退化した状態を迎えつつあります。 一見元気そうな人も、慢性的な疲労感と加齢をごまかしながら生活し、ひとたびバランスを崩せば大病を患いかねないのではないでしょうか。
身体を固める因子に囲まれた現代人でも「股関節重心」を取り戻せる方法が1つだけあります。それが「誰でも出来る股関節の捉え=通称:北京原人姿勢(PKG)」です。この一見不格好で不自然に思える姿勢が「正しい姿勢の原点」であると認識することが身体変革への突破口になります。
「股関節の捉え」の姿勢を維持して日常生活を送り、指定された癒着を取る体操を毎日こなすことで、結果として脳神経回路が構築され、深層筋が活性化し、その結果として身体が骨格上正しい位置や動きになり、積み重ねる事で年齢に関係なく、各種パフォーマンスを向上させることが出来ます。
重心力トレーニングには正しい姿勢(股関節の捉え)の客観的な評価基準や具体的チェック方法や癒着を取る体操の手順が指定されているため、身体感覚が鈍い人であっても丁寧に取り組めば、段階的に上達しやすい体系になっているのが最大の特徴です。